意外と知られていない地中海風の素敵なエクステリア

 ヨーロッパ旅行に行くとすると、イギリス・フランス・イタリア・スペイン・ドイツ…と出てきますが、地中海あたりに行ってみようかなと考える日本人は少ないはず。たとえばギリシャに行ってセスナやフェリーで1時間かけて離れ島に行こうとなると、よほど旅行好きな人だと思います。ギリシャの孤島での夏のバカンスは、ヨーロッパの人にとったら一番高級なバカンスで1ヶ月くらい住み込み感覚で滞在します。

 私は、仕事も兼ねてナクソス島というギリシャの離れ島に行ったのですが、想像していたギリシャのアテネ(東京に近い)のイメージとはまったく違う感じで、エクステリアが得にすばらしく、栄えた街全体が、一定の島国ならではのエクステリアとなっており、どの家でもだいたいが庭に石で出来た庭があって、夏場~秋の初め頃には多くの人に賑わい、外での朝食・昼食・晩もすべて庭のテーブルで食事をします。避暑地なので数件のレストランとさびれたスーパーで最低限の食べ物で、ギリシャ料理を作り、レストランに皿を持っていって、好きな料理をテイクアウトして、

 大概のエクステリアが石で出来ており、一枚岩の天板テーブルと、木製のかわいらしい椅子の組み合わせで、朝~昼は絶対に外で食事をしたい、暑いけれどもからっとして涼しい風の中での食事会は最高です。さびれた土地の家にどんなエクステリアが合うかというと、一言でいうとギリシャの島の雰囲気にマッチする、自然な物で作られた一軒すると素朴でベーシックなデザインが多く、ギリシャの雰囲気と気候にぴったりしっくりきます。

 旅行パンフレット等を見てもエクステリアに目をつけた写真が少ないと思いますが、こんな島の田舎なエクステリアがあり、更に肝心な家はというと、石と木材だけでつくられています。青い木製のドアや扉と雨戸・白いしっくいの外壁・総大理石の床がとても自然で、しっくいが暑い気候から熱を奪い、エアコンをいれなくても、暑くなく寒くもなく、自然の建材がギリシャの気候にマッチする、見た目にも機能的にも違和感のかけらもありません。ちなみに青いドア等のエクステリアの色が、んなぜ青なのかな?と疑問に思っていましたが、その色は地中海の真っ青な自然な色・真っ青な空の色と同じで、ビビッドな青なのです。日本の空からはエクステリアを青にしようという発想はわかないかもしれないですが、一度経験すると、日本の空や海からは青いエクステリアにしようという発想はわかないと思います。

 そのため、我が家は真っ白+青い屋根にこだわり、壁もしっくいで白い色にしてあって、気持ちだけでもギリシャを思いだして、心がキュンとなる感じに気持ちだけでもエクステリアによって、ギリシャ旅行を思い出します。何か思いいれのある国のエクステリアのアイディアを取り入れるのは、ゼロから作る難しさもなく、好きな物なら費用が多少かさんでもチャレンジしたくなるはずです。

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